[p.1327]
筑紫道記
移り行て、筑前国若松の浦といふに著ぬ、〈◯中略〉かた山かけて、植木高き陰よりうちとの海おみるに、塩屋の煙暮わたり、入日影に移ふほど、又いふかたなし、