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地震日記
十一月〈◯安政元年〉四日、辰の下刻地震ふ、同夜二度は微細なり、〈◯中略〉 五日、〈◯中略〉同夜震こと七十度、寒強く霜大に降、〈◯中略〉 六日、震ふこと四十五度、昼は温にして夜は寒し、〈寒暖も甚超過せり、以来十日過まで同じ、昼二十一度、午時一度強し、夜二十四度、亥の刻太だ長し、◯中略〉 七日、震すること五十三度、昼暖夜寒し、〈昼二十四度、四つ時太だ長し、夜二十七度、八つ時太し、◯中略〉 八日、震ふこと四十一度、昼暖なり、震勢漸に弱小なり、〈昼十六度、二度強し、夜二十五度以上、◯下略〉