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都会節用百家通
馬形之名所(はぎやうのなどころ)
尾本(びわん)汗溝(あせみぞ)三頭(さんづ)百会(ひやくえ)折骨(おりほね)腰(こし)脊梁(せきりよう)鬣(たてがみ)公松原(こうまつばら)馬膚の方は(うまかた)障泥摺(あおりずり)伏兔(ふくと)山間(さんかん)耳箇(みこ)琵琶股(びわまた)鏡台骨(きようだいぼね)肩(かた)億胸(おくむら)平頸(ひらくび)亢(ふへ)羊鬚竜(やうしゆりゆう)の毛(け)陰脈(いんみやく)蹄(ひづめ)四足ともに下腹(したわら)承鐙肉(あぶみずり)助骨(たすけぼね)実脈(じつみやく)夜眼(やがん)胸先(むなさき)頬骨(きようこつ)肝骨(かんこつ)裂目(れつもく)吹嵐(ふきあらし)鼻梁(びらゆう)三高(さんこう)顔骨(がんこつ) ○按ずるに、此図に、耳箇とあるは、耳筒の誤にして、而して伊勢家所伝馬書には山間お両耳の 間と為せり、