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倭訓栞
前編三/伊
いなゝく 倭名抄に嘶およめり、玉篇に馬鳴也と見ゆ、いの鳴(なく)なり、万葉集に、馬声おいとよめり、新撰字鏡に、単おいなくとよめり、〈○中略〉
いばゆ 倭名抄に嘶およめり、いばえともいへば、いぼえの義なり、馬声おいとよめるも万葉集に見えたり、