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重修本草綱目啓蒙
三十五/鼠
鼫鼠 おかづき 一名豆鼠(○○)〈盛京通志〉
形栗鼠に似て大さ小兎の如し、頭は大にして兎の如く、目も亦大なり、耳は小くして鼠の如し、尾は扁大二寸許、身より長く、端に至て更に闊し、常に首に戴くこと栗鼠の如し、全身黄褐微黒色、昼は睡て静に夜は懆し、詩経の碩鼮は大鼠の謂なり、此釈名中の碩鼠と同からず、