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本章綱耳訳義
五十一/獣
獼猴(○○)〈○中略〉
何れの山中にもすむもの也、形状、皆知る処也、昔時より本邦獼猴お猿と書誤也猿は俗に雲猿猴(○○)と雲手の長きさる也、又四国ざる(○○○○)と雲て形小きあり、是お蓄也、尋常のさるは大なり、悪し、花鏡に禰猴に舞お教、又配膳おなすることあり、此は四国ざるよりも小也、まめざる(○○○○)とも、このはざる(○○○○○)とも雲、