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嬉遊笑覧
十二/禽虫
猿まなこ、蚤とり眼は同じ事なり、守武千句に、こずえより来てこそほゆれ犬桜、さるまなこにて花おみる頃、丹前能に、好物おいへば、猿がのみ取眼雲々、今のみとり眼とのみいふは省きたることゝみゆ、