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本草綱目訳義
五十一/獣
麋 おヽじか
鹿の類也、鹿より大也と、和産もありそうな物、鹿の中に交り居そふな者也、鹿は陽に属す、山にいる、麋は陰に属す、沢に居る鹿は、夏至に角落、本条は冬至に落、之で考たらばしれそうなもの也、唐で茸おつかふ、麋茸逢言、兎角鹿茸にて偽ると雲、是も膠となす、麋膠と雲、