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本草綱目訳義
五十一/獣
狐 きつね〈歌に略してきつ、詩経道春点にくつね、今あやまつてけつねと雲、〉 まよはしどり歌 いかだとめ〈同〉 京にて夜はいんよるのとのと雲、西国は夜はよるのひと雲、東国にて夜はとうかと雲、是稲荷の字おいみて音にてよみたる也、
是は多きもの也、今つき、害おなす、形しるヽ物也、大和本草に四国つしま肥前の、五島におらぬと雲、是はみな茶色也、染色にも、きつね色と雲狐、は年久しくなると変じて白狐になると雲、時珍説に白色者猶希雲々、