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本草綱目訳義
五十一/獣
貉 むじな是は京にいず、他国に多し、勢州備前佐渡に多しと雲、狐狸はおらず、形狸に似て黒し、首はやせて鼻の先尖る嘴長し、ひる目がうとし、耳もきこへずねむるが如し、実にねるにあらず、夜は目が明らかにして、人家にゆきみそお盗みねぶる、みそねぶり(○○○○○)と雲、此皮和らかにして、冬しき皮によしと雲、
一名 睡貉子〈訓蒙字会〉