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本草綱目訳義
五十一/獣
虎 とら 和なし
朝鮮に多し、中華にも多、朝鮮より皮お剥て貢す也、全身其儘に剥たるも来、又中華よりも来る、一通の虎、黄質黒色、黄にして黒斑長し、中華二品類多し、本草彙言に黄も白も交りたるありと雲、本朝に来るものは、皆黄質黒章ばかり也、又運虎と雲ふ虎あり、猛と雲こと也、黒者最猛、白者最鈍、或雲、黄是虎幼弱者、黒適壮、白則老矣、未詳、