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常憲院殿御実紀
十二
貞享二年十二月廿三日、牧野備後守成貞もて、大目付、目付、町奉行に仰下されしは、このころ官鷹もて鶴とりたる鷹匠同心の事糺されしに、僉議心とゞかざるさまなれば、咎らるべけれど、先こたびはゆるされ、後来いましむべしとなり、〈日記〉