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日本釈名
中/鳥
鵠(くヽひ) 順和名雲、こふ、又雲くゞひ、今案鵠の音はこく、こふは其音お訓とせしにや、くゞひは、くちなはくひなるべし、此鳥このんでくちなはおくふ、今本草お案ずるに、鵠はこふにあらず、白鳥(はくてう)なり、こふと訓ずるはあやまりにや、こふは鸛なり、されどこふと訓ぜしは、鵠の音お用、くぐひとは、こふの鳥の事也、