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倭訓栞
前編六/加
かも〈○中略〉 〓鴨の属およむは実は野鴨也、歌に山かけの鴨とよむは、雁の如く遠き国へはわたらず、夏山のかけお求め、凉しき水に隠れ居る故也、上品青首と称するものあり、史記楚世家注に出たり、詩疏にも綠頭者為上味と見えたり、小〓お万葉集におかもとよめり、