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倭訓栞
中編二十/波
ばん〈○中略〉 鳥の名によべるは鷭字お用うれども、兼名苑に鷭の一名とせり、鴋の転語なるべし、即護田鳥なり、又俗に守護する事お番といへば、その意にてよべるにや、本草にも見人輒鳴喚不去とみえたり、小番とよぶ鳥あり、鳩に少し大なり、