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十六夜日記
廿日、〈○中略〉鳴海の潟お過るに、しほひのほどなれば、さはりなくひがたお行おりしも浜千鳥いとおほくさき立て行も、しるべがほなる心ちして、
浜千鳥なきてぞさそふ世中にあとゝめんとはおもはざりしお