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笈雉随筆

雑説八十け条
伊豆海上に毎年春夏の交ひに、鵜に似て大き成鳥来る、土人其鳥の来るお候として種お下す、号て沖小僧(○○○)と称す、此鳥極東南の大洋にありて群おなすと、無人島に住故に人お恐れずといへり、