[p.0668]
古事記伝
四十二
麻那婆志良(まなばしら)は、鶺鴒の一名と雲り、和名抄には、此名は見えず、〈和名爾波久奈布(にはくなふ)理(り)、日本紀私記曰、止豆木乎之閉止(とつぎおしへど)里(り)とのみあり、〉 字鏡に、鴡、弥左古(みさご)、又万奈柱(まなばしら)、また鴗加利(かり)、又万奈柱(まなばしら)、また〓、豆々万奈柱(つヽまなばしら)などあれど、皆詳ならず、