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喚子鳥

粒餌小鳥の分 何にても水お入る
鶉 餌飼 〈きび、粟、ひえ、米、〉
大きさ毛色世に知る鳥なれば、しるすにおよばず、こえ大きに善惡あり、よき鳥まれに有時は大きに調法す、あら鳥冬おほくいづる、此かご上はあみおはり、下には砂お入かふべし、うなぎの生えにて夜がひなどする時は、冬もふける物なり、お鳥にはすりえお用ゆ、
〈島うづら りうきううづらともいふ〉〈えがひ あは きび すりえは生え七分粉壱匁〉
大きさうづらにちいさし、かたちうづらににてせい高し、毛色あお黒く、うづらににたるふあり、めづらしきるいにて、遠国よりまれに来る、