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武家調味故実
一うづらひばり可付様、但鶉は祝言の所へは不可出候、荻お二すぢゆひあはせて、ゆひめより下一尺ばかりより置て可付、式には鳥七付るよし有といへども、いくつにてもあれ付る時は、鳥おあふのけて、うちちかへ〳〵荻にはさみて、あおつゞらにて可付、両方のはがへおはさみ出して、かしらおはがへの下にかきはさむべし、すゝきにてもくるしからず、うすやうにてする事あり、すゝきもよし、口伝あり、