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後拾遺和歌集
十八/雑
熊野にまいりて、あすいでなんとし侍けるに、人々しばしはさぶらひなんや、
神もゆるし給はじなどいひ侍ける程に、おとなしの川のほとりに、かしら白きからすのは べりければよめる、 増基法師
山がらすかしらもしろく成にけり我帰るべき時やきぬらん