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弁内侍日記
二月五日、〈○建長二年、中略、〉仏注僧となくとり(○○○○○○○○)、太政大臣殿〈○藤原実氏〉よりまいりたるお、常の御所の御えむにおかれたりしが、雨などの降日はことになく、げにぞなもさやかにきこゆ、すがたはひえどりのやうにて、いますこし大きなり、弁内侍、
とにかくにかしこき君が御代なれば三のたからの鳥もなく也