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百千鳥

はたんあふむ(○○○○○○) 〈餌がい 西爪種、きび、米、〉
大きさあふばないん古に少し大ぶり総体白し、粉のふきたるやう成物也、毛おなでれば手へ白粉付物なり、折々頭の毛お立るなり、毛の裏かば色なり、皆黒く白く粉お付たるごとし、能馴染物なり、人の言語お真似るもあり、若鳥は真似ず、
小あふむ(○○○○) 〈餌がい〉 〈きび、米、えりえはくじえ〉
大きさ緋いんこに少し大ぶりにて、丸みあり、諸事あふむに替りなし、頭おばたんのごとく立る、形総体替事なし、此外にもいんこは大小、毛いろの摸様のかわり有は多しといへども、先たいがい有所なり、猶類違のところ品定がたし、