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藻塩草
十/鳥

うへみぬわし 鷲の羽 つくはねにかゝなく鷲 鷲の山〈仙在所也〉 鷲の住〈高山物也〉 しぶ谷のふたかみ山に鷲ぞ子うむ〈谷と山と別にも詠也〉ともすればとやなる鷲の尾はきれて ひらかにもよめりみ山の鷲〈○註略〉 すだちけんその山しらぬ鷲のはのみおはなれ たれにむくひのはねおとすらん