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重修本草綱目啓蒙
二十八下/竜
竜 たつ〈和名抄○中略〉
竜は神霊の物にして、親しく形お見ることなり難し、〈○中略〉夏秋の時忽ち風雨烈しく、木お抜き瓦お飛して、雷霆することあり、俗にたつの天上すると雲ふ、是は蛇類俗にたつと呼ぶものにして、螣蛇なり、真の竜には非ず、〈○下略〉