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重修本草綱目啓蒙
二十八/下蛇
金蛇 附銀蛇 金蛇〈は〉きへび(○○○)
黄色の蛇お金蛇と雲、日に映じて光りある故名く、〈○中略〉
増、桃洞遺拳に雲、金蛇はきへびには非ざるべし、きへびは希に紀州にも産す、形常の蛇と異なることなく、大抵長さ二尺余、総身黄色にして微し黒色お帯び、日に映ずれば光あり、これ清の陳鑑が江南蛇品に載する黄蛇なり、真の金蛇に充つべきものは未だこれお見ず、