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太平記
剣巻
為義〈○源〉が伝へ持たるにの剣、終夜吼ゆ、鬼切吼たる音は、師子の音に似たり、蛛切が 吠たる音は、蛇の泣に似たり(○○○○○○○)、故に鬼丸おば師子の子と改名し、蛛切おば吼丸とぞ号しける、