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重修本草綱目啓蒙
二十八/下竜
守宮 いもり(○○○)〈古名〉 やもり〈京○中略〉
夏月夜屋壁に居り、或は木に縁りて虫お採り食ふ、昼は伏して出でず、形石竜子の如く細鱗あり、四足指頂円にして、蛤疥の如し、尾長く脆く断じやすし、色は灰黒にして黒斑あり、或は深く、或は淡し、時に尾お挙げ、旋転して鳴く、