[p.1064]
後撰和歌集
十二/恋
おとこの物などいひつかはしける女のいなかの家にまかりて、たゝきけれど も、きゝつけずやありけん、かどもあけずなりにければ、田のほとりに、かへる(○○○)のなきけるお きゝて、 よみ人しらず
足引の山田のそほづ打わびて独かへるの音おぞ鳴ぬる