[p.1068]
物類称呼
二/動物
蟾蜍ひきがへる 五畿内及参、遠、又は越路などにて、ふくがへる(○○○○○)といふ、伊賀伊勢にてひきご(○○○)、西国にてわくどう(○○○○)、又どつくう(○○○○)、又わくひき(○○○○)、又くつわびき(○○○○○)、又鬼わくどう(○○○○○)、又牛わくどう(○○○○○)などいふ、土佐にて、くつひき(○○○○)、又やどもり(○○○○)などいふ、奥州にてひきだ(○○○)、又びつき(○○○)、又だいてんばい(○○○○○○)などいふ、出羽秋田にてもつけ(○○○)と雲、房総にてあんがう(○○○○)、又おかまがへる(○○○○○○)又、ふくあんごう(○○○○○○)と雲、武、八王子にて山あんかう(○○○○○)と雲、上野にて大ひき(○○○)、又小なるおべつとう(○○○○)と雲、江戸にて墓(ひきがへる/○)といふ、