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大和本草
十四/虫
蛍火(ほたる) ほは火なり、たるは垂也、下体光る、故名とす、大小二種あり、山中の川の辺に多し、勢田宇治には蛍火多くして売之、売蛍火事、和漢めづらし、〈○中略〉詩経に熠耀たる宵行といへり、宵行は即蛍也、