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枕草子

むしは
はへこそ、にくきものゝうちにいれつべけれ、あいぎやうなく、にくき物は、人々しふかきいつべき物のやうにあらねど、よろづの物に居、かほなどにぬれたるあしゝていたるなどよ、人の名につきたるは必かたし、