[p.1178]
古今和歌六帖
六
まつむし つらゆき
秋の野の露にぬれつゝ誰くとか人まつ虫(○○○)のこゝろ鳴らん
こんといひしほども過にし秋の野にひとまつ虫(○○○)の声の悲しき