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東雅
二十/虫豸
螳蜋いぼむしり〈○中略〉 即今俗にかまきりといふ是也、いぼむしりとは、爾雅の疏に、一名齕肬といふ、東璧本草に、燕趙之間、謂之蝕肬、肬即疣子、小肉贅也、今人病肬者往々捕此食之と見えし是也、かまきりといふは、爾雅註に、有臂若斧奮之と見えし是也、斧といひ、鎌といひ、各其似たるに象るなり、