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重修本草綱目啓蒙
二十八/牝生虫
衣魚 しみ〈和名抄〉 はくむし(○○○○)〈佐渡〉 はくぎよ(○○○○)〈雲州〉 きらヽむし(○○○○○)〈南部○中略〉 のおじ(○○○)〈能州○中略〉
器物の中、或は書冊の重りたる間に生ず、大なる者は長さ四五分、全身白く光ありて銀の如し、尾に両岐ありて、魚尾に似たり、種陰湿の処或は壁間に住し、光りあおざる者お、ひらせむし〈薩州〉と雲ふ、