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重修本草綱目啓蒙
二十七/卵生虫
水蛭〈○中略〉草蛭はかさびる(○○○○)、和名抄 たにびる やまびる、弘景の説の山蚑、保昇の説の石蛭、皆同物なり、長さ一寸飴、山谷土石間に住し、人の足声お聞くときは、出で、人に著く、雨ふるときは、草木枝葉上に升り、人触れば便ち著く、豆州の天城山は、六七分の小蛭地に満つ、暫く留れば、足に上ること多し、