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物類称呼
二/動物
丁斑魚めだか 東武にてめだか(○○○)、京にてめゝざこ(○○○○)、又うきんじよ(○○○○○)、又だんぎばう(○○○○○)、大和にてこめんじやこ(○○○○○○)、南部にてはめたゞき(○○○○○)、大坂東南にてうきた(○○○)、大塚西北にてこまいじやこ(○○○○○○)、和泉にてめたばり(○○○○)、同国堺及近江因幡越前にてめゝじやこ(○○○○○)、伊勢にてめばや(○○○)、又ねばい(○○○)、同国白子および美濃にてこばい(○○○)、尾張にてうきす(○○○)、遠江にてねんはち(○○○○)又めんばい(○○○○)、相模三浦辺にてびつこ(○○○)、出雲にてめんぱち(○○○○)、同国及越後にてうるめ(○○○)、伊予にてうきいお(○○○○)、土佐にてあぶらこ(○○○○)、肥前にてたうお(○○○)、越中にてかねざ(○○○)、又こめざこ(○○○○)、陸奥にてはりみず(○○○○)、同国南部にてめざこ(○○○)、又めぬけ(○○○)、出羽最上にてじよんばらこ(○○○○○)と雲、
按るに、京都にて目高の異名おだんぎ坊とよぶは、凡僧の経論も見ずに咄すお、水に放すと雲 秀句にて、談義坊といふとぞ、