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笠掛記
一諏訪の笠懸には、にえおかくる、〈○中略〉一とせ於紫野馬場、諏訪の笠懸興行には、鮎お十六稲の穂に貫きて、松の枝にかけて、土にさしたりし也、是はまことお秘して、か様にしたる也、真実はぬるでの木也、〈○中略〉鮎おかけ候とも、ぬるでの木お立て枝にかけべし、