[p.1346]
重修本草綱目啓蒙
二十九/魚
杜父魚〈○中略〉
増、杜父魚お、ごりに充つる古説は誤なり、ごりは形小にして一二寸許、形同じけれども鳴かず、漢名石伏魚、〈福州府志〉和名にも石ぶしと雲、源氏物語に見へたり、今も江州にこの名のこりて、いしぶしよ(○○○○○)と雲、大和本草にごりの大なるおかじかと雲は非なり、