[p.1386]
大和本章
十三/海魚
あら 鯛三似て鯛よりよこせばく長し、所々黄黒色まだらなり、又大口魚に似たり、長一二尺三尺に至る、口ひろく頭大なり、味よくして鯛に似たり、冬春多し、病人食之無妨、若水雲、あらは敏魚なるべし、厨人以為下品、乾たるは産後の血暈お治す、能血お収む、和流の外医婦人科用之、