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大和本草
十三/海魚
河豚 冬月春初味美しとて衆人多く食ふ、三月以後魚やせて味あしヽ、凡魚は皆またヽきせず、目おふさがず、隻河豚のみ、目おうごかす、此事本草にいへり、此魚大毒あり、慎身人不可食〈○中略〉一種さばふぐ(○○○○)長一尺許、つ子のふぐより小にして短かし、毒すくなし、五月味よし、褐色にして紋あり