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古事記伝

久羅下(くらぐ)は、和名抄に、崔禹錫食経雲、海月一名水母、貌似月在海中、故以名之、和名久良介とあり、此物海中お漂蕩ひ行く物にて、其形昼晴たる天(そら)に月の白く見ゆるに甚よく似て、信に海月と名けつべきさましたる物なりとそ、〈○下略〉