[p.1561]
大草殿より相伝之聞書
一海月切様は、いかにもながくきりてよし、あへ候は、けしとはじかみと、かつおお三つ 一つにしてすりて、すこしすにてあへ候、またすたてお又さし候、酒にてあへたるもよし、一方のれうりによるべし、くらげおあらひ候時は、先一あらひ仕候而、其後こぬかおふり掛け候て、もみあらふ也、其後きりて、又よき酒にてもあらふ也、其後あへ候、