[p.1598]
閑田耕筆

亀の(/○○)看経(かんきん/○○)といふこと世に伝ふ、おのれは正に聞たり、誠に程拍子よく音の堅き鉦お打ごとく、初は雨だれ拍子にて、次第に急に、俗に責念仏といふごとし、