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詞延抄
しほひの潟にて、まてと雲貝お取也、俊成卿如此、あまのまくかたとは、干潟に塩おまきて、塩おかたくほして焼と雲雲、清輔朝臣説也、いづれも隙なくいそがはしきことによめり、和泉式部歌にも、あまのまくかたとよめり、所詮いづれもある事なるべし、