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頭書長暦

滅日は、日と与月会して、月が于日及ばざるの余分、年中には五日六十二刻有奇也、是れお朔虚と名付て、陰陽不和の悪日也、故に上古の聖人も、没滅おば慎給ふ也、さて一箇年中の没滅合せて十日八十七刻有奇也、但し三年に及んで二十九日五十三刻余お積む時は、即ち閏月お置、依之三歳一閏、五歳再閏とは雲也、未練にして志ある人は、暦家に入て可勤之、