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仮名暦略註
十方くれ 十方暮、俗語也、十方暮は、甲申の日より入て、癸巳の日に終るなり、以上十日の間は、天地の気相互に相対して不和なるの日也、故に天色常に昏昧にして清明ならず、是お十方暮といふ、此日は婚姻和合出行等に悪し、