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源氏物語
五十東屋
なお〳〵しきあたりともいはず、いきおひにひかされて、よきわか人どもつどひ、さうぞく有さまは、えならずとゝのへつゝ、こしおれたるうたあはせ、物がたり、かうしんおし、まばゆく、みぐるしく、あそびがちにこのめるお、このけさうのきみだち、らう〳〵しくこそあるべけれ、