[p.0385]
玉勝間

かなごよみ同〈○宇治拾遺〉物語に、かな暦といふことあり、むかしは真名と仮字との暦有しにや、さて又暦に、神仏によしといふ日あり、今の暦本に、神よしとしるせるは是なるべし、又かん日、くえ日など、日のよきあしきおしるせることも見えたり、