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胸算用

伊勢海老は春の紅葉毎年大夫殿から御払箱に鰹節一連、はらや一箱、折本の暦(○○○○)、正真の青苔五把、彼是こまかに直段附けて、二匁八分が物申請けて、銀三匁御初穂上ぐれば、高で二分余りて、お伊勢様も損の行かぬ様に、〈○下略〉